★ひどい息苦しさを訴える、
肩で息をしている、また陥没呼吸をしている。
特に2−3ヶ月の赤ちゃんで百日咳や細気管支炎の場合、診察中に無呼吸状態になり酸素吸入をすることがあります。また、乳児期まわりにあるものをなんでも口に入れたがる時期があり、ピーナッツ、豆まきの豆、セルロイドの切れ端、風船などで呼吸困難になった患者さんの経験があります。
★例
ある日の午後。お母さんが一ヶ月の赤ちゃんの受診手続きをして待合室で座っている。育児に疲れたのか元気がないため受付スタッフが一緒に赤ちゃんをあやしてあげようと側に行く。大切に赤ちゃんを抱きしめているおかあさんの腕の隙間から顔をのぞくと赤ちゃんは顔色不良であえいでいる。あわてて、診察室に連れて行き酸素吸入施行となる。ちょうど外来が混雑していておかあさんは遠慮されたようです。また、初めてのお子さんで女の子はこんなにやさしく泣くんだと思っていたということです。
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